考えさせられた本

「政治家の殺し方」という本を読みました。前横浜市長の中田宏氏の書かれた本です。かなり衝撃的な本で、もっと多くの人に読んで欲しいと思います。

中田氏は、財政再建を掲げて、横浜市長になります。そこで、既得権者とぶつかります。中田氏と衝突した既得権者は、公務員組織・建設業界・暴力団です。

やがて、中田氏に対してのネガティブキャンペーンがはられます。女性問題・横領など。

それに飛びつくマスコミが、取材もせずにあおり立てます。

当時、電車の中に、中田氏のスキャンダルを前面に出した週刊誌の広告が連日ぶら下がっていたのを覚えています。
「案外と、悪い人なんだな。そういえば、顔つきも良くない。」なんて、倉橋も思っていました。

これが全部、ウソだったようです。
驚きです。

そんなことがあっていいのか。

スラップ訴訟というのがあります。
裁判に勝つのが目的ではなく、大騒ぎして相手のイメージをダウンさせ、裁判に訴えることで相手を消耗させるのが目的の訴訟です。
これを法律で禁じている国もあるようですが、日本では禁じる法律がありません。

いやな訴訟です。

中田氏の裁判も、訴えた本人が一度も出廷せず、弁護士も途中で辞任して、中田氏が勝っています。週刊誌の発行を行なっていた講談社にも、裁判官は「裏づけ取材がほとんど行われていない。ずさん。」と言っています。

しかし、倉橋は、この本を読むまで、中田氏が裁判で勝ったことを知りませんでした。
だから、中田氏のスキャンダルは事実として、自分のなかに記憶されていました。「悪い人でも、いい政治をすればいいんだよ」なんて思っていました。
スラップ訴訟者と週刊誌の思うがままでした。

自分は、ころっと情報操作をさせられてしまうようです。

大阪の橋下市長も、既得権者と週刊誌が組んでネガティブキャンペーンの準備をしているんだろうな。

この本、いい勉強になりました。
お勧めです。

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