ドングリ図鑑
「ドングリの背比べ」
ということわざがあります。
辞書で意味を調べると、
「どれもこれも似たり寄ったりで、
抜きん出た者がいないことのたとえ。」
とあります。
かつて、自分は、
調べもせずに、ドングリなんて、
同じようなものと思っていました。
でも、実際にドングリを拾うようになって、
ドングリには、カシ・シイ・コナラなどの種類があること。
また、同じ種類のドングリでも、
木によってつける実の形や大きさや色、
または、実をつける時期がずいぶん違うのを知りました。
人が、顔が違って、性格が違うように、
ドングリの木(シイ・カシ・コナラなど)、1本1本で、
実の形が、全然ちがいます。
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今回は、
今、そこらじゅうで落ちているドングリがテーマです。
よくあるドングリの特徴を、動画でまとめました。
見かけたドングリが、なんという木の実かわかるようになると、
世界が、ぐっと広がって、
今まで、何気なく見ていた景色が、違ったものに見えるようになります。
どうぞ見てください。
http://youtu.be/QbFQPTQEScc
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授業では、何か所から、ドングリを集めてきて使います。
いまでは、実を見るだけで、
「ああ、この子は、あそこに生えているあの木の実だ」
そんなふうに、わかるようになりました。
犬好きの人なら、同じ種類の犬を見ても、
顔や鳴き声や性格などに、
その犬だけの特徴を感じると思います。
木も、木の1本1本が、
独立した人格というか、木格があります。
その木だけのDNAがあります。
動画を見ていただいて、
ふだん通っている道に落ちているドングリに、
注目してみましょう。
みんな違うんだということが、本当にわかります。
木の友達が、たくさんできます。
読んでいただき、ありがとうございました。